車不要!釧路駅周辺のおすすめ観光スポットを現地在住者が紹介
2023年7月7日
ODAITO NEST 尾岱沼ネスト
-野付半島まで10分の個室ゲストハウスー
道東は広く見所も多いので、どこに行けばいいのかわからないという人も多いです。
そんな方はまずは王道コースを周るようにしましょう!
3泊4日の道東の定番観光スポットを詳しく紹介しますので、道東が初めての方であれば参考になるかと思います。
4泊5日の予定を取れる方はもっと道東を楽しむことができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
初日は飛行機の到着やレンタカーの手続きに時間がかかるため釧路だけを周る比較的余裕のあるプランにします。
初日は空港到着やレンタカーの手配に時間がかかるため時間にゆとりのあるコースにします。
14:50着 釧路空港
15:30発 釧路空港⇒15:40着 釧路市丹頂鶴自然公園
15:30発 釧路市丹頂鶴自然公園⇒15:50着 釧路市湿原展望台
17:00発 釧路市湿原展望台⇒17:30着 釧路駅周辺のホテル
夜は周辺で自由に釧路グルメを満喫
釧路といえば特別天然記念物のタンチョウが有名です。
夏の間は車で走っているとたまに見かけますが、基本的には湿原内にいるのでなかなか見ることができません。
「釧路市丹頂鶴自然公園」は、世界で始めて特別天然記念物のタンチョウを人工ふ化することに成功した自然公園で、自然に近い環境で常時10羽ほどのタンチョウが飼育されていて、1年を通じて近くで観察することができます。
釧路市湿原展望台は、3階の展望室や屋上から日本最大の湿原である釧路湿原を見渡せる展望施設です。
1階にはレストランやミュージアムショップ、2階にはイトウなど湿原に生息する魚たちの展示や湿原のライブ映像が見られるモニターなどが展示されています。
ただし、釧路市湿原展望台からは夏は目の前の木が視界を遮るので湿原が少し見づらいというデメリットがあります。
しっかりと開けた湿原を見たいのであれば、釧路市湿原展望台から続く遊歩道を歩き、「サテライト展望台」まで行ってください。時計回りに歩いて15分ほど(往復30分程度)で到着することができます。
釧路駅周辺のホテルに泊まるのであれば周辺の散策をおすすめします。
市街地にある温泉付きホテルは、「幣舞の湯ドーミーインPREMIUM釧路」「スーパーホテル釧路天然温泉」「ホテルグローバルビュー釧路」です。
周辺の定番の観光スポットは「幣舞橋(ぬさまいばし)」と、その袂にある「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」です。
MOOの1階にはカニや鮮魚、珍味などを扱う店が並びお土産を調達することができます。
夏の間は「炉ばた煉瓦」という炉端焼きなどの店が河川敷にオープンしており観光客で賑わっています。
炉ばた焼きは釧路が発祥なので、せっかく釧路に来たなら食べてみてください。
2階には地元の食材を使った食事やお酒を楽しめる店が並ぶ「釧路・港の屋台」が、3階にはジンギスカンとビールが楽しめるビアホール「釧路霧のビール園」があり、観光客が楽しめる店がたくさんあるのでおすすめです。
幣舞橋は、ヨーロッパスタイルの美しいフォルムから、札幌市の豊平橋、旭川市の旭橋と並んで、北海道三代名橋の一つです。
釧路の夕日は世界三代夕日に指定されていて、幣舞橋から見る夕日はとても美しいです。
ただし、夏の釧路は霧が発生しやすいので、美しい夕日を見るのは運がよくないと難しいかもしれません。
2日目は釧路湿原、屈斜路湖、摩周湖と、道東の自然を堪能するコースです。
8:00着 和商市場で朝食
8:40発 和商市場⇒9:20着 ファミリーカヌーとうろ
9:30~10:30 カヌー体験
11:00発 ファミリーカヌーとうろ⇒12:00着 摩周駅周辺でランチ
12:00~13:00 ランチタイム
13:00発 ランチ⇒13:30着 川湯ビジターセンター
14:00発 川湯ビジターセンター⇒14:10着 硫黄山
14:40発 硫黄山⇒15:00着 砂湯
15:30発 砂湯⇒15:50着 摩周湖第1展望台
16:30発 摩周湖第1展望台⇒17:00着 川湯温泉
夜は川湯温泉周辺で自由にグルメを満喫
和商市場は、実は札幌の二条市場、函館の朝市と並んで北海道三大市場と呼ばれています。
朝8時から営業しています。
和商市場といえばなんといっても「勝手丼」が有名です。
勝手丼とは、自分でごはんにイクラやウニ、ホタテ、鮭、ホタテなど好きな魚介ネタをのせて食べる海鮮丼です。
せっかくなので道東産のネタを楽しんでみてください。
釧路湿原の中を流れる釧路川は、本流に1か所もダムが無く、源流から河口の釧路港までカヌーで下ることができるため、カヌーの聖地と呼ばれています。
タンチョウやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物やカワセミやヤマセミ、オシドリといった野鳥も運が良ければ見ることもできます。
釧路駅から30分ほどに「塘路(とうろ)」という場所がありますが、そこのファミリーカヌーとうろさんが比較的リーズナブルでおすすめです。
プランではアレキナイ川往復コースを想定しています。
※カヌーに乗らない場合は釧路から阿寒湖周辺の散策も定番です
次の川湯ビジターセンターに向かう途中にある摩周駅周辺にはいくつかランチができる場所があります。
雪見ラーメンが人気の「食堂と喫茶 poppotei」、お蕎麦が有名な「福住」、豚丼と蕎麦の店「くまうし」、観光客に人気の「弟子屈ラーメン」あたりが定番です。
川湯ビジターセンターでは、摩周や屈斜路がある阿寒摩周国立公園の自然やそこにある動植物について知ることができます。
硫黄山は、今なお噴煙を吹き上げる活火山です。
正式名は「アトサヌプリ」と言い、アイヌ語で「裸の山」という意味で、植物がなくゴツゴツしています。
山肌のあちらこちらには硫黄の黄色い結晶が見られ非常に迫力があります。
最近できた硫黄山MOKMOKベースというレストハウスがあり、お土産を買ったり軽食を食べることもできます。
屈斜路湖畔にある「砂湯」は、波打ち際の砂を掘ると温泉が湧き出すことから、その名がつけられました。
屈斜路湖は火山活動から生まれた湖なので、周辺にはたくさん温泉が湧き出している場所があるのです。
近くにはレストハウスがあるので、そこでお土産を購入することもできます。
世界で2番目に透明度が高く、深い青色の湖面は「摩周ブルー」と呼ばれていて非常に美しい湖です。
摩周湖第1展望台は、摩周湖を間近で見られる最もメジャーな展望台です。
摩周湖カムイテラスというレストハウスがあるので、こちらでも軽食やお土産を購入することもできます。
なお、摩周湖には上陸する道がないので、展望台から眺めるだけになります。
川湯温泉の泉質はかなり特殊で、五寸釘を浸けておくと2週間ほどで溶かしてしまうほどの強酸性でレモンより酸っぱいとされています。
その分、高い美肌効果と殺菌効果があるといわれています。
宿にはどこも温泉が備わっていますが、「欣喜湯」「欣喜湯 別邸 忍冬」「川湯観光ホテル」が有名です。
川湯温泉街の周辺には炉ばたや寿司屋、居酒屋など様々なお店があるので食事には困らないです。
人気なのは「いなか家 源平」という居酒屋です。
お寿司を食べるなら「味楽寿司」、変わった感じでアジア料理なら「すずめ食堂&バル」がおすすめです。
3日目はオホーツク海に面する知床のウトロ側の自然を存分に楽しみ滞在します。
9:00発 川湯温泉ホテル発⇒11:00着 知床五湖の高架遊歩道散策
12:00発 知床五湖⇒12:30着 道の駅ウトロ・しりえとく
12:30〜13:30 道の駅ウトロ・しりえとくでランチ
13:30発 道の駅ウトロ・しりえとく⇒13:40着 知床観光船おーろら発券所
14:40~17:00 知床観光船クルーズ
夜はウトロに宿泊
「知床五湖」は、知床の原生林の中にひっそりとたたずむ神秘的な5つの湖です。
知床連山や周囲の原生林が映る湖面の素晴らしい景色は感動的です。
このプランでは、知床五湖を遊歩道の入口から一湖の湖畔まで約800メートルを歩いて行ける「高架木道」を歩くものです。
「高架木道」には電気柵が設けられているので、ヒグマの影響を受けずに安全に散策できます。
国道334号線沿いにある「道の駅うとろ・シリエトロ」は、知床の玄関口に位置する知床観光の拠点です。漁師の番屋をイメージした建物の中には、観光案内コーナー、レストラン、売店などがあります。
レストランでは知床で水揚げされた鮭など海の幸を使った海鮮丼や定食などが味わえるのでランチにもおすすめです。
知床観光船で有名な「おーろら」は、カムイワッカの滝航路、ルシャ湾航路、秘境知床岬航路の3つのコースがあります。
このプランでは知床の自然を十分に楽しめる2時間15分の「ルシャ湾航路」のコースを楽しみます。運が良ければヒグマやイルカが見れます。
仮にこうした野生生物が見れなくても、知床の雄大な自然を楽しむことができるので、非常におすすめです。
ウトロ温泉は知床最大の温泉地です。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、神経痛や筋肉痛、五十肩などに効くと言われています。
ウトロには多くのホテルや民宿・旅館があるので、オホーツク海でとれた新鮮な魚貝類や地元で取れた旬の野菜やお肉などを楽しむことができます。
「北こぶし知床」や「知床第一ホテル」が有名ですが、ウトロにはさまざまなホテルがあります。
周辺にはゴジラ岩や夕陽台、オロンコ岩といった観光スポットもあるので、時間があれば周ってみてもいいでしょう。
最終日はゆっくりと網走観光をして帰路に向かいます。
9:00発 ウトロのホテル発⇒9:15着 オシンコシンの滝
9:30発 オシンコシンの滝⇒11:00着 網走監獄
11:00〜12:30 網走監獄
12:30~13:30 網走監獄または道の駅でランチ
14:00着 女満別空港
女満別空港15時40分発
国道334号線沿いにある「オシンコシンの滝」は知床半島最大の滝です。
途中で流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれ、「日本の滝100選」にも選ばれています。
階段で滝の中ほどまでの高さまで登ると、正面で美しい滝の姿を見ることができます。
実際に旧網走刑務所で使われていた建物を保存公開している野外歴史博物館です。
東京ドーム3.5個分の広い敷地の中には、重要文化財や登録文化財に指定されている歴史的に貴重な建物がたくさんあります。
それぞれの建物の中では、非常にリアルな人形で当時の囚人や看守が再現されていて、監獄受刑者の生活の様子や北海道開拓の歴史について学ぶことができます。
敷地内にある「監獄食堂」では、現在の網走刑務所で収容者が食べている食事を再現した「体験監獄食」が味わえるので、ランチにもいかがでしょうか。
網走監獄から10分の場所に道の駅「流氷街道網走」もあるので、そちらで「網走バーガー」や「網走ザンギ丼」といったご当地の食事をしたり、お土産探しもおすすめです。
夏は混雑する可能性があるのでゆとりを持って空港に到着しましょう!
道東はかなり広いので3泊4日で王道の観光地をすべて周ることは難しいため、特に定番の場所を選びました。
移動やお土産探しなど、想定外に時間がかかるので、時間に余裕を持ったプランがいいでしょう。
釧路の夏は霧が発生しやすいので運転には気をつけてください。
朝晩は冷え込むことがあるので、夏であっても羽織るものが1枚あると安心です。
また、道東はエゾシカの飛び出しが多いので、朝と夕方に運転する時は注意してください。
そして、ガソリンスタンドが何十キロもないというのは当たり前なので、こまめなガソリン補給をしてください。
遠くの野生生物を見たい場合は双眼鏡を用意しておくのもおすすめです。
モデルコースでは定番の観光地を紹介しましたが、夏の道東では楽しめることはたくさんあります。
さらに深く知りたい場合は以下の記事もご覧ください。
また、夏の道東旅行は服装にも要注意です。こちらもあわせて確認しておきましょう。