釧路空港から釧路中心街へバスで行く方法をわかりやすく解説
2023年8月21日
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北海道の東端に位置する根室は、日本で最も早い日の出が見られる街として知られています。
そんな根室には、ラムサール条約湿地に登録された「風連湖」や「春国岱」など手つかずの自然が残されていて、たくさんの野生動物や野鳥が観察できます。
また花咲がにだけでなくローカルなB級グルメもたくさんあります!
この記事では根室で見どころの観光スポットとグルメを紹介しますので、根室旅行の参考にしてくださいね。
「根室観光インフォメーションセンター」は、根室エリアの観光情報の発信基地です。
建物の中には、観光案内業務を行う「根室市観光協会」、旅行手配やバス発券業務を行う「根室交通」、根室の特産品やお土産が揃う「おみやげ館 光風」があります。
JR根室駅のすぐ近くにあり、路線バスや観光バスのターミナルに併設されているので、電車やバスで道東を観光する際に、気軽に立ち寄って観光情報やイベント情報を入手したり、お土産を購入できるので気軽に立ち寄ってみるとよいでしょう。
冬季以外はレンタサイクルもあるので、電動アシスト自転車で納沙布岬まで行く人もいるようで、それも楽しそうです。
「金刀比羅神社」は、文化3(1806)年に北洋漁業開拓者の高田屋嘉兵衛によって創建された神社で200年以上の歴史を持ちます。
毎年8月に行われる「金刀比羅神社例大祭」は、明治から続く長い歴史を持ち、北海道の三大祭りのひとつに数えられています。
神社の社務所には「神輿殿・お祭り資料館」が併設されていて、「金刀比羅神社例大祭」に使われるお神輿やお祭りの写真やポスターなどが展示されていて、無料で見学することができます。
また、神社内の展望台からは根室港や根室の町並み、天気が良ければ斜里岳や知床連山の山々を見られるので、お参りだけでなく、ゆっくりと境内を散策してみるのもおすすめですよ。
「明治公園」がある場所は、明治8(1875)年に北海道で2番目の牧場として開場した「開拓使根室牧畜場」です。
大正10(1921)年に北海道練乳会社(現在の明治乳業)が土地を所有することとなって、サイロが建てられました。
サイロとは、牧草を長期間の保存を可能にするための建物のことで、北海道ではたくさん見られます。
公園の中央部に建つ高さ15m、直径約6mの3基の美しいサイロは、日本国内最大級のレンガ造りのサイロで国の「登録有形文化財」や「近代化産業遺産」に認定されています。
レンガや芝生の色のコントラストがとても綺麗で、フォトジェニックな映える写真が撮れる場所として知られています。
また、函館の五稜郭公園などと並び「日本の歴史公園100選」のひとつにも選ばれています。
桜の時期はライトアップも楽しめるので、5月に根室に行くのであればぜひ夜の明治公園も行ってみましょう!
北海道にはさまざまな地酒がありますが、根室は「北の勝」という日本酒が有名です。
そんな北の勝を造っている「碓氷勝三郎商店」は、明治20年(1887年)に創業した日本最東端の酒蔵です。
現在、造られているのは「北の勝(きたのかつ)」の1銘柄。
なかでも普通酒の「北の勝 大海」は、根室市内の飲食店には必ず置かれているほど地元に密着しているお酒です。
生産量が限られているため、基本的に北海道以外での小売販売も通信販売も行われていなくて、ほとんどが根室や釧路で消費されています。
酒蔵には直売所がなく、施設見学もできませんが、観光で根室を訪れた際には、飲食店で海の幸と一緒に味わいたいお酒です。
「根室市歴史と自然の資料館」は、根室市と周辺地域の歴史や自然に関する資料を展示している施設です。レンガ造りの建物は、昭和17(1942)年に大湊海軍通信隊根室分遣所として建設されたものです。
館内には、根室市内の遺跡から出土した考古資料やロシア初の遣日使節ラクスマンの根室来航に関する資料のほか、シマフクロウやラッコなどの自然に関する資料も展示されていて根室を知るのにとても参考になります。
無料で見学できるので、ぜひ立ち寄ってほしいおすすめの施設です。
観光ついでに行きたいのは道の駅ですね。
「道の駅スワン44ねむろ」は風連湖湖畔の国道44線沿いにある道の駅です。
全面ガラス張りの館内からは、風蓮湖の景色を一望できます。
施設内には名物の花咲ガニやご当地のお菓子などを売っていて、観光情報も手に入れられるので初めて根室に行く人は立ち寄っているといいでしょう。
道の駅の裏にある風蓮湖は、国内で見ることのできる半数以上の約330種の野鳥が見られる野鳥の楽園です。
特に、冬にはオジロワシやオオワシがたくさん訪れるため、野鳥が好きな人にとっては聖地なのです。
ガラス越しに風連湖の景色を眺めながら食事が楽しめる「レストラン・バードパル」では、花咲がにらーめんやカキフライ定食といった、根室の新鮮な海の幸を使った料理や根室のご当地グルメエスカロップも食べられます。
あまり知られていませんが、「オランダせんべい」というしっとりとしたご当地の甘いせんべいも売っているので、お土産に買ってみてはいかがでしょうか。
根室半島のオホーツク海側に面する「北方原生花園」は、根室十景のひとつに選ばれる景勝地です。
広さ約75ヘクタールの原生花園には、ヒオウギアヤメやエゾカンゾウ、センダイハギ、ツリガネソウなど約100種類にもおよぶ花々が咲き誇ります。
園内には木道が整備されていて、夏にはポニーが放牧されます。
付近には、根室市の天然記念物に指定されている冬の間に強い北風を受けて曲がりながら育った「ミズナラの風衝林」もあります。
歴史好きならチャシ跡群を訪れてみてはいかがでしょうか。
「チャシ」とは、アイヌ語で「柵囲い」を意味していて、砦や見張場、談判の場として使用されていました。
根室市内には32ヶ所のチャシ跡が残っていて、そのうち24ヶ所が「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。
現在、見学先として整備されているのはノツカマフ1号と2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2ヶ所です
「根室半島チャシ跡群」は、日本城郭協会が定める「日本100名城」のひとつ(お城番号1番)として選定されていて、「根室市歴史と自然の資料館」と「根室市観光インフォメーションセンター」でスタンプラリーのスタンプを押すことができます。
国土地理院によると日本の最東端は東京都の南鳥島です。
しかし、南鳥島は無人島のため、観光で誰もが訪れることができる本土最東端は北海道根室市の「納沙布岬」なのです。
平地では最も早く朝日を見ることができる場所として有名で、元旦には日本一早い日の出を見ようとたくさんの人が集まります。
元旦でなくても最東端を求めて北海道旅行で訪れる人は多いですね。
「納沙布岬」の先端にある「納沙布岬灯台」は北海道で最も古い灯台で、観光客に人気の撮影スポットです。
「納沙布岬」からは、北方領土の貝殻島や水晶島、国後島が見え、海では季節によって運がよければラッコやクジラなどが観察できるので海上をよく観察してみましょう。
ちなみに、稚内には「ノシャップ岬」という似た名前の岬がありますので、間違えないようにしましょう!
納沙布岬に行ったついでに立ち寄りたいのは「根室市北方領土資料館」です。
「根室市北方領土資料館」には、戦前の北方領土の生活にスポットを当てたさまざまな資料が展示されています。
当時の写真や思い出の品々、北方領土に関する書籍が展示されている他、ジオラマコーナーやシアタールームなどもあり、当時の北方領土四島での生活を知ることができます。
納沙布岬は北方領土が非常に近いので、いろいろと考えらせられるものがあります。
無料で入館でき、「日本本土四極踏破証明書(最東端)」も無料で発行してくれます。
旅の思い出としていかがでしょうか?
「春国岱」は、根室湾と風連湖を分けるように伸びる砂州(さす)です。
「春国岱」の名前はアイヌ語の「スンクニタイ(エゾマツ・林)」に由来します。
砂州は第1から第3までの3つの砂丘からなっていて、長さ約8キロ、幅が最大で約1.3キロ、面積は約600ヘクタールもあります。
ほとんど手つかずの自然が残されていて、季節によって見せる表情はまったく異なり、その最果ての地のイメージは、まさに道東らしい美しい景色を見ることができます。
第1砂丘には国内最大級のハマナスの大群落、第2砂丘には海岸近くの砂丘上に生まれた世界的にも珍しいアカエゾマツの森林、第3砂丘には巨木が生い茂っています。
「春国岱」の入り口には、春国岱と風連湖の自然環境保全や環境教育の拠点として1995(平成7年)オープンした「春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」があります。
ネイチャーセンターには、レンジャー(自然専門職員)が常駐していて、春国岱周辺の自然環境の調査や、春国岱を訪れる人への案内をしています。
周辺の自然について知ることができるので、春国岱に行く前に立ち寄って情報を仕入れておくと散策がもっと楽しくなるのでおすすめです。
北海道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)は、北方領土問題についての世論を盛り上げるとともに、北方四島に居住するロシアの国民との交流促進を図る拠点施設です。
愛称の「ニ・ホ・ロ」は、日本(ニ)とロシア(ロ)をつなぐ北海道(ホ)の施設を意味しています。
1階の展示室には、北方領土の歴史や北方四島の人々の生活などがわかりやすく紹介されています。
他に1階には日本文化ルームやロシア文化ルーム、図書資料室、ちびっこ広場などがあり、入館無料の施設としては非常に充実しています。
また2階の展望室には双眼鏡が設置されていて、天気の良い日には遠くに知床半島や国後島の景色が見え、北方領土の近さを実感することができます。
花咲がにが水揚げされることで知られる「花咲港」は、根室半島を挟んで根室港とは反対の南側にある港です。
この花咲港の入口に位置する「花咲灯台」の周辺は、公園として整備されていて遊歩道があり散策しながら花咲港の景色が楽しめます。
花咲灯台のすぐ下には、車輪のような形をした奇岩「根室車石」があります。
直径6mにもおよぶ放射線状に伸びる石は、放射状節理の発達した球状岩体で世界的にも珍しいことから、国の天然記念物に指定されています。
風連湖は根室市と別海町にまたがる汽水湖で、面積は52.1キロ平方メートルあり、日本で14番目に大きい湖です。
2つの砂州によって根室湾と区切られていて、一つは南側の「春国岱」でもう一つが北側にある砂州の「走古丹」です。
根室の中心部からは離れているので、知床や野付半島に向かう方は立ち寄ってみるといいかもしれません。
国道244号線を本別海から曲がると、道道475号線(風蓮湖公園線)に入ります。この道の両側には「走古丹原生花園」が広がり、さまざまな野草を見ることができます。
何もないこの道は走っていて非常に気持ちのいい場所です。
この原生花園の近くには、地図上には表示されませんが、「三匹の子ぶたの家」と呼ばれている写真スポットがあります。
童話「三匹の子ぶた」に出てくるように、古い木造平屋の建物が3軒並んでいてインスタ映えスポットでもあります。
それぞれの建物は昔使われていた番屋(漁の作業所)です。
非常に朽ち果てているので、近い将来なくなってしまうかもしれません。できれば早く見に行ったほうがいいかもしれません。
また、走古丹の先端は砂道になっています。四駆の車でない場合はハマってしまう可能性もあるので、注意して向かうようにしましょう。
根室といえば豊富な海の幸が魅力です。
花咲がにやさけます、サンマ、たら、かれい、うに、ホタテ、ホッキガイ、昆布などが水揚げされるのでさまざまな場所で海鮮グルメを堪能できます。
また、根室といえば、「エスカロップ」や「オリエンタルライス」が有名です。
「エスカロップ」はライスの上にトンカツをのせて、デミグラスソースがかけられているのが特徴です。1963年(昭和38年)頃に、洋食店「ニューモンブラン」のシェフが考案したといわれています。
ケチャップライスのものを赤エスカ、バターライスのものは白エスカと呼ばれ市民に親しまれています。
「オリエンタルライス」は、ドライカレーの上に焼いたサガリ(ハラミ肉)をのせてデミグラスソースをかけた料理で、根室のご当地グルメとして人気です。
さまざまなお店でこれらのメニューは食べられますが、店によって味は違います。
しかしどこも美味しいので、まずは気になるお店に行ってみて、実際にその味を楽しんでみてください。
根室を含め漁師町は量が少ないと失礼と思われるそうなので、どこもボリュームがあるそうです。
また、根室に4店舗あるタイエーというローカルコンビニのやきとり弁当も要チェック。
同じメニューが函館のコンビニ「ハセガワストア」にもありますが、ハセガワストアからのれん分けしたため、同様のメニューを扱っているのです。
その場でやきとりを焼いて提供するのでとても香ばしくてジューシー。やきとり弁当という名前ですが、豚肉なのでボリュームもしっかりあります。
やきとり弁当以外にも豚丼や鹿肉丼などもあり、どれも魅力的です。
根室にある納沙布岬は、日本で最も早く日の出が見られる場所として有名で、毎年元旦には初日の出を見ようと多くの観光客が訪れます。
根室には他にも風連湖や春国岱の豊かな自然や、そこで見られる多種の野鳥など魅力がいっぱいです。
また、花咲がにやサンマなどの海の幸、エスカロップなどのご当地グルメなど美味しいものもたくさんあります。