鶴居でタンチョウが見られる観光スポットと立ち寄るべき日帰り温泉を紹介!
2023年7月9日
ODAITO NEST 尾岱沼ネスト
-野付半島まで10分の個室ゲストハウスー
東京の羽田空港は直行便で北海道にある9つの空港とつながっています。
そのなかで北海道観光で最も多く利用されているのは、羽田空港から北海道の空の玄関口である新千歳空港まで飛行機を利用して、新千歳空港からJRで札幌駅に行き、札幌を拠点に北海道の各地を訪れる方法です。
しかし、道東を観光する際には、羽田空港から道東にある空港に直接飛んで、そこからそれぞれの観光エリアに移動するのがおすすめです。
国土の約22.1%の面積を占め、都道府県の中で最も広い北海道は、一般的に道北・道央・道南・道東の4つのエリアに分けられます。このうち道東エリアは、オホーツク総合振興局、十勝総合振興局、釧路総合振興局、根室振興局の範囲で、北海道全体の面積の4割近い広さがあります。
この道東エリアには
これらの4つの空港があり、道東観光の拠点として利用されているので、東京から道東観光をする場合はいずれかの空港を使うことになります。
羽田空港から行きたい観光地によって空港を使い分ける必要があるので、それぞれのアクセス方法をまとめました。
ローカルバスを使う場合は事前に時刻表をしっかりと確認し、廃線の可能性もあるので最新情報を必ず確認するようにしてください(料金は2024年5月現在です)。
釧路エリアといえば、釧路湿原・幣舞橋・和商市場・釧路市丹頂鶴自然公園とった観光スポットが有名です。
東京を出発して釧路に行くには、羽田空港と釧路空港間の飛行機を利用し、市街地へは空港からバスを利用するのが一般的です。
羽田空港から釧路空港へは、JALが1日3便、ANAが1便、ANAとAIRDO(エア・ドゥ)の共同運航の2便が飛んでいます。所要時間は1時間40分です。
釧路空港からは釧路市内行きの釧路空港連絡バスが利用できます。 連絡バスは飛行機の到着に合わせて出発するので安心です。
料金は釧路駅前や観光スポットであるフィッシャマンズワーフMOOまでは大人950円、子ども料金は半額で、釧路駅前までの所要時間は片道約45分です。
レンタカーやタクシーを利用する場合は約30分と少し早く到着することができます。
なお、釧路は港町ですが、東京からフェリーで直接行く方法はありません。
阿寒湖といえば、阿寒湖温泉・阿寒湖アイヌコタン・マリモ展示観察センター・阿寒湖畔エコミュージアムセンターといった観光地が有名で、道東観光の定番になっていますね。
東京を出発して阿寒湖エリアに行くには、まず釧路に行ってからバスかレンタカーで移動するのが一般的です。
羽田空港から釧路空港へは、JALが1日3便、ANAが1便、AIRDO(エア・ドゥ)とANAの共同運航の2便が飛んでいます。所要時間は1時間40分です。
車を借りない場合は阿寒湖まではバスで行くしかありません。
釧路空港から阿寒湖温泉までは「定期路線バス」と「阿寒エアポートライナー」が運行しています。
路線バスは釧路駅発、釧路経由で阿寒湖温泉まで行くことができます(※時間は必ず最新の情報を確認してください)。
阿寒エアポートライナーは、釧路空港を出発して、途中「丹頂の里」と「雄阿寒分岐(ラビスタ阿寒川)」に停車して、終点は阿寒湖バスセンターで所要時間は約1時間15分。料金は大人2,190円、子ども1,100円です。
ただし、阿寒エアポートライナーは運行期間が決まっていますので、定期路線バスの時刻表もあわせて事前に詳細ページを確認するようにしてください。
釧路空港でレンタカーを借りられるので、車を借りて阿寒湖に行く場合は、距離は59.4㎞で所要時間は1時間6分で行くことができます。
摩周湖・屈斜路湖エリアは、摩周湖・屈斜路湖・美幌峠・砂湯・硫黄山といった絶景スポットが多く、阿寒湖と同じ阿寒摩周国立公園に属しています。また、川湯温泉のような温泉街もあり、人気の観光地です。
摩周湖・屈斜路湖エリアは道東の真ん中にあるので、東京から行くには、釧路空港・女満別空港・中標津空港のいずれかを利用する方法があります。
釧路空港を利用する場合、釧路や阿寒湖、厚岸なども観光する場合に便利です。
羽田空港から釧路空港へは、JALが1日に3便、ANAが1便、ANAとAIRDO(エア・ドゥ)の共同運航の2便が飛んでいます。所要時間は1時間40分です。
釧路空港から阿寒バスの釧路市内行きの連絡バスで釧路駅まで行きます。料金は釧路駅前まで大人950円、子ども料金は半額。所要時間は片道約45分です。
釧路駅からJR釧網線で摩周駅まで約90分。料金は1,890円(子どもは半額)です。摩周駅から摩周湖・屈斜路湖へは阿寒バスの定期路線バスが運行しています(時刻表はこちらのページのそれぞれ「摩周線」「屈斜路湖線」を参考)。
電車とバスのそれぞれの時刻表を確認する必要があるので、公共交通機関を利用する場合は少し大変です。
また屈斜路湖もバスだと屈斜路湖にしか行かないため、その他の観光地にアクセスできないのがデメリットです。
硫黄山や砂湯も巡りたいのであれば、運行期間の定めはありますが、釧路駅から出発している阿寒バスの運営するピリカ号や冬はホワイトピリカ号を利用することで、阿寒湖も含め効率よく観光地を周ることができます。
釧路空港からレンタカーを利用する場合、屈斜路湖や摩周湖へは1時間半程度で行くことができます。
女満別空港を利用する場合、網走や知床(ウトロ)観光もする場合に便利です。
羽田空港から女満別空港へは、JALが1日に3便、AIRDO(エア・ドゥ)とANAの共同運航が2便飛んでいます。所要時間は1時間55分です。
以前は女満別空港から阿寒バスの女満別美幌号(夏季限定1日2便)というバスがあったのですが、廃止されてしまい、現在が屈斜路湖・摩周湖へ公共交通機関を利用してアクセスする方法がありません。
そのため、女満別空港で車を借りて行きましょう。
女満別空港から屈斜路湖・摩周湖まではどちらも1時間程度で行けます。
中標津空港を利用する場合、知床(羅臼)や野付半島、根室なども観光したい場合に便利です。
羽田空港から中標津空港へは、ANAが1日に1便飛んでいます。所要時間は1時間40分です。
中標津空港からは車で行くしかなく、屈斜路湖・摩周湖まではどちらも1時間程度で行けます。。
知床エリアは多くの観光スポットがあり、ウトロ側は知床五湖・オシンコシンの滝・知床峠・プユニ岬などの絶景が、羅臼側はカムイワッカ湯の滝や野湯、ホエールウォッチングなどが有名です。
東京から「知床」エリアに行くには、女満別空港と中標津空港を利用する方法があります。
知床のウトロに行くのであれば女満別空港を、羅臼に行くのであれば中標津空港を利用しましょう。
女満別空港を利用する場合、網走観光もする場合に便利です。
羽田空港から女満別空港へは、JALが1日に3便、AIRDO(エア・ドゥ)とANAの共同運航が2便飛んでいます。所要時間は1時間55分です。
女満別空港から「知床(ウトロ)」エリアまでバスを利用する場合
女満別空港とウトロ温泉バスターミナルの直通バス(網走バス・斜里バス共同運行)「知床エアポートライナー」が、期間限定(夏季6〜9月/冬季1月末〜3月上旬)で運行しています。所要時間は約2時間15分、料金は3,500円です。
女満別空港から「知床(ウトロ)」エリアまでバスとJRを利用する場合
「知床エアポートライナー」の運行期間外や乗車時間が合わない時には、女満別空港からバスとJRを利用してウトロまで移動できます。
移動方法は、女満別空港から網走バスの女満別空港線で網走駅へ行き、網走駅からJR釧網線で知床斜里駅、知床斜里駅から斜里バスでウトロ温泉バスターミナルに行く、という流れになります。
この場合、乗り継ぎの時間を正確に把握しないといけないので計画立てて移動するようにしてください。
女満別空港から「知床(ウトロ)」エリアまでレンタカーを利用する場合
知床エアポートライナーの運行期間外はレンタカーが楽です。女満別空港からレンタカーを利用して知床(ウトロ)へ移動する際は、距離は約98㎞、所要時間は約2時間15分です。
中標津空港を利用する場合、野付半島や根室、摩周湖なども観光したい場合に便利です。
羽田空港から中標津空港へは、ANAが1日に1便飛んでいます。所要時間は1時間40分です。
中標津空港から知床(羅臼)までは、「路線バス」と冬季のみ運行される「ひがし北海道エクスプレスバス」の2通りの交通手段があります。
路線バスは、根室交通の中標津空港連絡バス線に乗り中標津バスターミナルで下車し、中標津バスターミナルから阿寒バスの羅臼行き(釧路羅臼線)に乗車します。標津町経由で所要時間約1時間30分、料金は2,390円です。
バスの本数は少ないので、乗り継ぐ場合は時刻表を事前によく確認するようにしましょう。
ひがし北海道エクスプレスバスの乗車は予約が必要です。知床羅臼での所要時間は約1時間15分、料金は4,400円です。
中標津空港からレンタカーを利用して知床(羅臼)へ移動する際は、国道335号線と道道774号線を経由して、距離は約62.8㎞、所要時間は約1時間です。
網走エリアは、博物館網走監獄・北方民族博物館・オホーツク流氷館・道の駅 流氷街道網走といった観光地が有名ですね。
東京から網走エリアに行くには、女満別空港を利用するのが一般的です。そこからバスまたはレンタカーやタクシーで移動します。
羽田空港から女満別空港へは、JALが1日に3便、AIRDO(エア・ドゥ)とANAの共同運航が2便飛んでいます。所要時間は1時間55分です。
女満別空港から網走バスの女満別空港線(網走バスターミナル行き)に乗車します。網走駅までの所要時間は約26分、料金は1,050円です。
女満別空港から網走駅までは、国道240号線と国道39号線を経由して19.7㎞、所要時間は約23分です。
野付半島は、トドワラとナラワラ・野付半島原生花園・野付半島ネイチャーセンター・四角い太陽などが有名です。
野付半島には公共交通機関がないので、中標津空港や釧路空港を利用し、そこからレンタカーで行くのが一般的です。
羽田空港から中標津空港へは、ANAが1日に1便飛んでいます。所要時間は1時間40分です。中標津空港から野付半島ネイチャーセンターまではレンタカーで約40㎞、所要時間は約50分です。
羽田空港から釧路空港へは、JALが1日に3便、ANAが1便、ANAとAIRDO(エア・ドゥ)の共同運航の2便が飛んでいます。所要時間は1時間40分です。釧路空港から野付半島ネイチャーセンターまでは、レンタカーで144㎞の距離、所要時間は約2時間22分です。
野付半島に行く公共交通機関はないので車でしかアクセスできませんが、冬季のみひがし北海道エクスプレスバスという道東を巡るバスでは知床のウトロから出発するコースでは野付半島に行くことができます。
摩周湖もついでに周りたい方や釧路空港から帰るまたは釧路観光もしたい方はこちらを利用しているのもいいでしょう。
十勝・帯広エリアは、北の屋台や愛国駅・幸福駅・鹿の湯・ナイタイ高原牧場・池田ワイン城などが有名で、帯広駅から少し離れた場所に観光スポットが点在しています。
東京から「帯広」エリアに行くには、とかち帯広空港を利用するのが一般的です。羽田空港からとかち帯広空港へは、JALが1日に4便、AIRDO(エア・ドゥ)とANAの共同運航が3便飛んでいます。所要時間は1時間30分〜1時間40分です。
とかち帯広空港から十勝バスの帯広市内連絡バスで帯広駅バスターミナルまで所要時間約38分。料金は1,000円です。
とかち帯広空港から帯広駅までは、道道109号線を経由して22.47㎞、所要時間は約30分です。
ただし、これらは帯広駅までのアクセス方法なので、広い十勝をどのように巡るかによってアクセス方法は変わります(帯広駅前はあまり観光スポットはありません)。
レンタカーを利用しない場合、基本的には路線バスを利用するか観光バスを利用するしかありませんので、目的に応じてツアーを選んでみてください。
東京から道東エリアへの行き方についてご紹介しました。
広い北海道の面積の4割近い広さがある道東に東京に行くには、訪れる観光エリアに合わせて羽田空港から直行便がある「釧路空港」「中標津空港」「女満別空港」「とかち帯広空港」を利用するのが便利です。
空港からのアクセスや所要時間、料金なども紹介したので、ぜひ旅行の参考にしてください。
そして繰り返しになりますが、ローカルバスや電車など公共交通機関を使う場合は、事前に時刻表をしっかりと確認し、廃線の可能性もあるので最新情報を必ず確認するようにしてください。