登山初心者向け!おすすめの道東の山8選
2024年6月16日
ODAITO NEST 尾岱沼ネスト
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釧路に観光に来ても
こういった理由で車を使わないで観光をする人も多いようです。
北海道は広いので車がないと周遊するには不便ですが、釧路周辺エリアであれば、列車やバスを利用しても十分回れます。
運転する必要がないので、ゆっくりと移動中の自然の風景も楽しめるというメリットも。
とはいえ、釧路に限りませんが地方は電車やバスの本数が少なかったり、目的地までどうやって行けばいいのかよくわからないなんてことはよくあります。
ですので、釧路駅から列車や路線バスなどの公共交通機関で周辺の観光地を巡る方法を詳しく紹介します!
※電車を使えば網走や根室方面まで行くことができますが、範囲が広大になるので日帰りで行ける近場を中心に紹介しています
まず知っていただきたいのですが、釧路湿原は非常に大きく、東側へは釧路から網走をつなぐ釧網本線が走っており電車で行けますが、西側にはバスでしかアクセスできません。
以下のマップをご覧ください(画像は釧路公式観光サイトよりお借りしました)。
細岡展望台や塘路湖には電車で、それ以外の場所は釧路駅前からバスで行く!と覚えておきましょう。
釧路といえば釧路湿原ですね。日本最大の広さを持つ(山手線3個分らしいです)釧路湿原は、手つかずの大自然が残されていて、国の天然記念物であるタンチョウを始め、多様な生物や植物を見ることができます。
中心部は水鳥の生息地として重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。
そのため、ほとんどの場所が立ち入ることができず、展望台から雄大な釧路湿原を見るのが一般的な楽しみ方です。
「細岡展望台」は、他の展望台とは異なり広大な釧路湿原と湿原の中を蛇行して流れる釧路川の景色を一望できる唯一の展望台です。
湿原の東側に位置するため、夕日のスポットとしても有名で、世界三大夕日といわれる釧路の非常に美しい夕日を見ることができるのも特徴です。
冬は日没が早く周辺は真っ暗になってしまうので帰りは要注意です。
展望台からこのような写真だけ撮ってさっさと帰ってしまう人が多いのですが、ここに来る時はぜひ「双眼鏡」を持参してもらえるともっと楽しめます!
肉眼では見つけるのが難しいのですが、川沿いにタンチョウが餌を取りにやってくることがあるので、運が良ければその姿を見ることができます。
できれば展望台からすぐそばにある「細岡ビジターズラウンジ」にも立ち寄ってください。
釧路湿原の写真が飾られており湿原について学ぶことができるだけでなく、受付では今見られる花や野鳥についても教えてくれるので、事前に情報収集しておくともっと楽しめますよ。
そして中には軽食や喫茶コーナーがありますが、ここのソフトクリームが美味しいらしいので、食べてみてください(私はまだ食べたことがありません笑)。
細岡展望台へのアクセスは、JR釧路駅から釧網線に乗って釧路湿原駅で下車すると歩いて10分ほどで行けるので一番近いです。
夏季は観光列車の「ノロッコ号」が走りますので、より観光気分を高めたいのであれば利用してみましょう。人気なのでJR北海道のホームページから早めの予約が必須です!
注意点としては釧路湿原駅は夏の時期のみ停車するので冬は車で行くしかありません。
また、電車の本数も非常に少なく、細岡展望台から駅までは街灯がないので日没後は真っ暗になり非常に危険です。
細岡展望台に行く場合は必ず時刻表を確認しましょう。
「塘路湖(とうろこ)」は釧路湿原の東側にある湖で、釧路湿原の中では一番大きい湖です(他に「達古武湖(たっこぶこ)」「シラルトロ湖」があります)。
釧路湿原は西側が高台になっているので東側に湖が集まっています。
ですので塘路湖の近くには後で紹介する数々の湖沼もこの東側でたくさん見られるのです。
塘路湖には冬はオジロワシやアオサギなどの珍しい鳥や、今人気のシマエナガも見れるので野鳥好きには人気の場所です。
また塘路湖はカヌーが人気で、ここから細岡展望台に下るコースが定番です。
通年でカヌーや、夏はネイチャーガイドツアー、冬には氷上ワカサギ釣りもでき、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
アクティビティについては【季節別】釧路・阿寒湖エリアで体験してほしいおすすめアクティビティを参考にしてみてください。
塘路湖の北側には「サルボ展望台」と「サルルン展望台」の2つの展望台があります。
どちらからも塘路湖や釧路湿原が一望できます。
サルボ・サルルン展望台は釧路湿原最大の湖である塘路湖をはじめ、サルルン沼、ポン沼、エオルト沼、マクントーなど大小さまざまな沼を一望できる展望台です。
国道391号沿いの入口から500mほどでサルボ展望台、さらに樹林を約800m歩いてサルルン展望台があります。
またノロッコ号やSL冬の湿原号が運行する姿も見られるため、鉄道ファンに人気の展望台です。
展望台に行くには、冬は雪が深く大変なので春から秋にかけていくのが良いでしょう。また、夏でも天候が悪い日は、雨が降った翌日などは滑りやすく危険なので無理はしないようにしましょう。
塘路湖へのアクセスは、釧路駅から釧網線に乗って塘路駅で下車するのが簡単です。「サルボ展望台」と「サルルン展望台」へは小さい山(丘?)を登ります。なので冬は積雪していて危険ですので、避けた方が良いでしょう。
登り口までは駅から10分程度、そこから展望台までは30〜40分ほど見ておいたほうがいいでしょう。
バスで釧路湿原に行くということは釧路湿原の西側に行くということです。バスは少し複雑なので間違わないようにしてください。
釧路湿原の西側に位置し、湿原観光の拠点として代表的な施設が「釧路湿原展望台」です。1階はフリースペース、2階は展示スペースで釧路湿原の動植物を紹介したさまざまな展示があります。
3階には展望室と屋上があり、釧路湿原の眺望を楽しむことができます。
しかし釧路湿原の眺望を楽しみにしている方は、特に夏は手前の木が視界を遮り、広大な釧路湿原を満足に見ることができません!
おすすめは、この展望台から続く遊歩道に入り15分ほど歩いて場所にある「サテライト展望台」です。
ここは遮るものが一切なく、このように釧路湿原の雄大な(壮大な)自然を一望することができるのです。なので釧路湿原展望台で満足せず、ぜひサテライト展望台まで歩いてみてください。
雪のない時期は遊歩道を1周して展望台のほうに戻ることができるので、散策してもおもしろいでしょう。冬でも遊歩道はサテライト展望台までは除雪されるので問題なくその絶景を楽しむことができます。
釧路湿原展望台へは釧路駅からバスで行くことができます。釧路駅前にバスターミナルがあり、釧路市ないのさまざまな場所へ行くバスがあるのでどれに乗ればいいかわからなくなります。
釧路湿原展望台へ行くバスは15番乗り場より出発します。
このバス停にはさまざまな種類のバスが来ますが、20番のバスに乗りましょう。
バスの表示が、「20 グリーンパークつるい:Green Park Tsurui Spa」となっていることを確認してください。
バスに乗ってしまえば釧路駅から釧路湿原展望台まではおよそ40分です。バス停から展望台までは歩いてすぐなので迷うことはないでしょう。
温根内ビジターセンターは展望台からバスで北に5分くらいと近くにあります。
ビジターセンターの脇には、湿原の中を散策できるバリアフリーの遊歩道が約2㎞設置されています。
釧路湿原は保護地域なので基本的には中に入れません。なので、遊歩道を歩くことで釧路湿原の自然を間近に楽しむことができるのです。
植物や野鳥、釧路湿原に興味がある人には楽しい場所です(そうでない人にはただの散策路かもしれません)。
2種類のコースがあり、外周りコースは3キロで約60分、内周りコースは2キロで約30分ほどかかります。
要所に解説板やベンチが設置されているので、植生や生物を確かめつつ休憩することも可能。
起伏のないわずか1時間足らずの散策でヨシ・スゲ湿原からミズゴケ湿原、ハンノキ林と表情の異なる風景を堪能できます。
入り口にあるビジターセンターには釧路湿原の成り立ちや生息する動植物について知ることができる展示が多くあるので、遊歩道を歩く前にざっと見てみるとより楽しめるのでおすすめです。
温根内ビジターセンターは釧路湿原展望台よりも北側にありますが(つまり遠いということです)、先にここに来て、釧路駅に向かうバスに乗って展望台に行くとスムーズです。
アクセス方法は釧路湿原展望台に行くバスと同じ20番のバスに乗り、ビジターセンターで降りてください。
展望台から温根内ビジターセンターへ行く人は温根内木道は釧路湿原よりも奥(北側)にあるので、釧路駅行きのバスではなく、同じ「20 グリーンパークつるい:Green Park Tsurui Spa」と表示されているバスに乗ってください。5分程度で到着します。
温根内木道は約1時間で1周できるので、近くにある釧路湿原展望台と両方をバスで回る人も多いです。なお、湿原の中を歩いてどちらも行くこともできますが、観光客はバスを利用したほうが無難です。
先に温根内木道を見学し、その後に釧路湿原展望台を見て釧路駅に戻るルートだと時間を無駄にすることなく楽しむことができます。しかし、バスの本数は限られているので、事前に時刻表を確認してスケジュールを組みましょう。時刻表は釧路駅の観光案内所でもらうか、説明をしてもらえます。
日本最東端の動物園として知られる「釧路市動物園」は、広さ約47.8ヘクタール東京ドーム10個分の広さを持つ北海道最大の動物園です。
非常に大きな動物園であまり混んでないのでゆっくりと見て回れるというメリットがあります。
ライオンやキリン、ホッキョクグマといった一般的な動物園でも見られる動物以外に、エゾリスやタンチョウ、シマフクロウ、オオワシなど北海道を中心に見られる動物コーナーもあるので、本州の動物園とは違った楽しみがあります。
ただ、特に夏の繁忙期以外はとても空いていて寂しさを感じる動物園です。なので、動物が好きな方や子ども連れの方、のんびりの見てまわりたい人には良いかもしれませんね。
「山花温泉リフレ」は、釧路市動物園に隣接する天然温泉の宿泊施設です。
山花温泉の泉質は海水とほぼ同じ塩分量のナトリウム-塩化物強塩温泉で、カラダの芯から温まり湯冷めしにくいといわれる温泉です。
なので釧路の温泉は銭湯も含めてとても塩辛いのが特徴です。
温泉は日帰り入浴も楽しめ、広い内湯、露天風呂、スチームサウナがあり長くいられます。
余談ですが、ここのレストランの料理長が写真家でもあるので、館内に北海道の野鳥や動物の写真が飾られていて、それらを見るのも楽しいですよ。
釧路市動物園と山花温泉リフレへのアクセスは、釧路駅前のバスセンターから山花温泉リフレ行きの路線バスに乗り約1時間10分です。それぞれの施設は歩いてもすぐなので、バスを待つ間に両方楽しんでもいいかもしれません。
阿寒バス(釧路駅・リフレ往復)+リフレ入湯セット券で1,610円というお得なチケットもあるので、釧路駅で確認してみましょう。
ちょっと遠いですが、釧路から阿寒湖までバスで行くことができます。
温泉街として知られる阿寒湖周辺は山と湖の景勝地でもあり、ほんの少し足を運ぶだけで絶景に恵まれ、自然の不思議な現象を目の当たりにすることもあります。
阿寒湖は、特別天然記念物のマリモが生息することで有名ですね。実は阿寒湖は釧路市なんです。釧路って広いですね。
阿寒湖は北海道では5番目に大きな淡水湖で、周辺一帯が「阿寒摩周国立公園」に指定されております。
阿寒湖は温泉が有名ですが、それだけでなく周辺にはボッケという火山を感じられる場所や阿寒湖畔を歩ける散策路があります。
また、湖の東側には雄阿寒岳、西側には雌阿寒岳がそびえ立ち非常に自然に恵まれた場所になっています。
阿寒湖に浮かぶチュウルイ島には「マリモ展示観察センター」があり、特別天然記念物のマリモを間近に観察できます。
マリモ展示観察センターは観光船でしかアクセスすることができません。
5〜11月だけの運行となっており、阿寒湖に行ったらマリモは見ておきたいという人はこの時期に訪れることをおすすめします。
阿寒湖の湖畔には、阿寒湖温泉があり温泉街にはホテルや飲食店、お土産店などが並んでいます。阿寒湖温泉街の中にある「阿寒湖アイヌコタン」は北海道で最大のアイヌコタンです。
コタンとはアイヌ語で集落を意味し、実際に今もアイヌコタンには北海道の先住民であるアイヌの人々が130人ほど暮らしています。
阿寒湖アイヌシアター イコロは、日本初のアイヌ文化専用の屋内劇場です。年間を通じてアイヌ舞踊やロストカムイといったアイヌ民族のイベントを開催していて、アイヌ文化を体験し理解することができます。
阿寒湖は見どころが非常に多いのでここでは紹介しきれません。
もっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
阿寒湖へのアクセスは、釧路駅前から路線バス阿寒線に乗車、阿寒湖バスセンターまで約2時間と遠いので、泊まりで行ってもいいでしょう。
また、阿寒国立公園を回って阿寒湖だけでなく川湯や摩周に行って釧路に戻る観光バスもあるので、いろいろ見たい人は「ピリカ号」で調べてみてください。
阿寒湖は見所がたくさんあります。ここで全てを伝えるのは難しいので詳しい観光スポットは以下にまとめましたので、行かれる人はチェックしてみてください
釧路駅前のバスロータリーから30番のバス(阿寒線)に乗ってください。
またバスの本数は少ないので事前に必ず時刻表を確認するようにしましょう!
「丹頂鶴自然公園」は、特別天然記念物のタンチョウを保護育成するために作られた自然公園です。
1970年に世界で初めてタンチョウの人工ふ化に成功したことで知られています。
公園となっている湿地の中には、タンチョウが放し飼いにされていて、年間を通じて観察することができます。
タンチョウの数は増えてきているとはいえ、天然記念物であり中々見かけることもできないので、確実にタンチョウを見たいという人はこちらに行ってみましょう。
冬であれば近くの鶴見台などにタンチョウが餌を求めて来るので、自然のタンチョウを見たい!という人は以下の記事を参考にしてみてください。
丹頂鶴自然公園へのアクセスは、釧路駅前バスターミナルから阿寒湖畔行きの路線バス(30番のバス)に乗り約1時間です。
北海道に来たら道の駅には立ち寄りたいですよね。
「道の駅阿寒丹頂の里(クレインズテラス)」は、マリモ国道と呼ばれる国道240号線沿いにあります。
ちなみに、愛称のクレインズテラスは「タンチョウが集う場所」という意味です。
特産品のカラマツ材をふんだんに使った建物の中には、地元の野菜や肉、お菓子などが購入できる特産品販売コーナーがあるんでお土産を買うのにもGOOD。
エゾシカバーガーやソフトクリームが人気の軽食喫茶コーナーがあるので、ちょっとした休憩に立ち寄る人が多いです。
また道の駅の周辺には、釧路湿原美術館、炭鉱と鉄道館、パークゴルフ場やキャンプ場、フィールドアスレチック、バーベキューコーナー、特産品販売所「阿寒マルシェ」などさまざまな施設もあります。
「道の駅阿寒丹頂の里(クレインズテラス)」に隣接した「赤いベレー」は天然温泉の宿泊施設です。
宿泊者専用の浴槽は源泉かけ流しの温泉で、大浴場は日帰り入浴もできます。ただし露天風呂はありません。
館内にある「レストラン鶴」では、阿寒モルト牛や阿寒ポーク、阿寒黒和牛、阿寒もみじ(エゾシカ肉)などの地元産の肉や釧路港に水揚げされる新鮮な魚介を使った料理が味わえます。
「道の駅阿寒丹頂の里」とマリモ国道を挟んで向かい側にある「阿寒国際ツルセンター」は、特別天然記念物タンチョウの研究や保護、情報発信をする施設です。
このように保護されているタンチョウを見ることができますが、数は多くありません。
阿寒国際ツルセンターはタンチョウをただ見るだけでなく、施設の中に、生態や習性、からだの仕組みなどを分かりやすく解説した展示コーナーや、映像コーナー、タンチョウに関する文献などを集めたライブラリーコーナーがあるので、タンチョウについて知りたい人にはおすすめです。
11〜3月上旬の寒い時期は植物や餌となる昆虫が減ってしまいます。
そのため、センターの前に広がる給餌場で人工給餌を行っていて、多い時には野生のタンチョウが300羽以上も飛来するので美しいその姿は圧巻です。
もしたくさんのタンチョウを見たいのであれば、冬に行くことをおすすめします。
これらの施設へのアクセスは、釧路駅前バスターミナルから阿寒湖畔行の路線バスに乗って約1時間10分です。
タンチョウサンクチュアリは、タンチョウの冬の越冬地であり、日本国内でも最大規模のタンチョウの群れが集まる場所の1つです。
毎年、11月上旬から翌年3月下旬までの間、タンチョウサンクチュアリでは給餌が行われるのでたくさんのタンチョウが訪れるので、冬にタンチョウが見たいのであればこちらに行ってみましょう。
無料なので多くの人やカメラマンがいるのは気になるところですが、確実にタンチョウを見ることができます。
また、タンチョウサンクチュアリから歩いて10分くらいの場所にふるさと情報館があります。
ふるさと情報館は、鶴居村の歴史や文化、産業などを展示した施設で、村のことを詳しく知ることができます。その町のことを知ると観光も楽しくなりますよ。
また、牛の人形を使って搾乳体験ができたりと意外と楽しいので、時間があれば立ち寄ってみることをおすすめします。
釧路駅よりから阿寒バス「つるい保養センター」行きで約60分。「鶴居村役場前」下車、徒歩約10分の場所にあります。
釧路湿原や阿寒湖など人気の観光スポットがたくさんある釧路エリア。
釧路周辺の観光するなら、列車や路線バスを利用するのが便利でお得です。
しつげん55(GO!GO!)パスを購入すると釧路市湿原展望台 ・釧路市動物園 ・丹頂鶴自然公園 ・阿寒国際ツルセンター、そして市立博物館を巡るお得なチケットです。
別々で入館券を購入すると2,500円かかるところが、なんと1,030円で購入できるので、3箇所以上行く予定がある人は釧路空港や釧路駅内の観光案内所でゲットしてください!