大阪から道東エリア(釧路・摩周湖・知床など)への行き方をエリアごとに詳しく解説
2024年6月21日
ODAITO NEST 尾岱沼ネスト
-野付半島まで10分の個室ゲストハウスー
知床半島の東側に位置する羅臼町は、雄大な自然の中に息づく野生動物と、そこに生きる人々の暮らしが共存する神秘的な場所です。
豊富な海の幸や季節が織りなす絶景など、見どころがたくさんあるため、ゆっくりと見て回るのがおすすめですが、旅の計画に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、道東エリアの中でも特に人気の高い知床羅臼をピンポイントに、1泊2日で楽しめるモデルコースを考えてみました。
やや詰め込み気味なので、のんびり周りたい方は気になるところだけでも立ち寄ってみるといいでしょう。
羅臼観光を計画中の場合は、ぜひ当モデルコースを参考にしてみてください。
※冬季は知床峠への道が封鎖されたりアクセスが難しい場所も出てくるので事前にしっかりと確認しましょう
1日目のコースは以下のようになります。距離はありませんが知床峠に行くコースとなるので天気を見ながら予定を考えましょう。
道の駅知床らうす深層館1F・2Fにある知床食堂は、目の前の海で獲れた新鮮な魚介類を、刺身や海鮮丼、焼き、煮つけなどで提供しています。
ウニやいくら、サーモン、イカなど北海道ならではの味もおすすめなのですが、せっかく日本の最北東端知床まで来たのなら、ここでしか食べられない味に出会ってみるのはいかがでしょうか。
たとえば、水深236m~3,200mに生息している深海魚・イラコアナゴを、甘辛いタレでかば焼きにして提供している黒ハモ丼は人気。
ふわふわとした身としっかりと脂がのっていながら意外とあっさり食べられる味で、多いときは1日100食も売れる人気商品です。
続いてもう一品は、羅臼昆布羅~メン。
その名のとおり、羅臼の海の恵み羅臼昆布をふんだんに使っており、麺に昆布が練り込まれている他、スープにも昆布と鮭節、昆布塩を使い、とろろ昆布と刻み昆布のトッピングがされていて羅臼昆布の旨みを思う存分味わえます。
知床食堂は道路を挟んだ向こう側が海となっており、店内からは雄大なオホーツク海や海上を飛び交う鳥が眺められ、天気がよい日には奥に国後島まで見られます。
おいしい食事と美しい景色が楽しめる知床食堂で腹ごしらえをして、羅臼の旅をスタートさせましょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町本町361-1(道の駅深層館1F・2F) |
電話番号 | 0153-87-4460 |
営業時間 | ・5月上旬~10月下旬 8:00~19:00(ラストオーダー 18:30)・11月初旬〜4月下旬 8:00~17:00(ラストオーダー 16:30) |
駐車場 | 道の駅知床らうす利用(無料) |
席数 | 100席 |
支払い方法 | クレジットカード(JCB/VISA/AMEX/mastercard)、QRコード決済(PayPay、メルPay)の利用が可能 |
メニューと料金(一部) |
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公式サイト・SNS | 知床食堂 |
道の駅知床らうすで腹ごしらえが終わったら、道の駅の裏の通りにある誠諦寺に足を運びましょう。徒歩で5分、車なら2分の距離で小さなお寺です。
西向山誠諦寺は浄土真宗東本願寺末寺の寺院で、明治28年創立と歴史がある建物。
特に春は桜の名所として知られ、5月下旬になると推定樹齢130年以上のエゾヤマザクラが咲きます。日本一遅咲きの桜として知られる根室の開花から2~3日経っての開花のため、日本一遅咲きのエゾヤマザクラと呼ばれていますよ。
夜間はライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気が地元の方だけではなく観光客からも人気。
なお、見どころは春だけではなく、夏は境内に提灯が並び、秋は紅葉が美しく彩りを添えます。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町本町56 |
電話番号 | 0153-87-2020 |
駐車場 | あり(無料) |
西向山誠諦寺より徒歩13分、車で3分の距離にあります。英嶺山のふもと、羅臼港を見下ろす丘に建っていますが、周辺が民家のためややわかりにくい場所にあるので注意してください。
安政年間(1855~1860年)に創立された羅臼で唯一の神社で、現在の社殿は昭和50年に造営されたもの。春は桜が咲き、毎年7月に行われる例大祭の時期は、境内のツツジが見ごろを迎えます。
また、シャチ守(幸守)という一風変わったお守りが手に入る神社として、近年注目を集めています。
シャチ守は海洋生態系の頂点であるシャチにあやかり、その力強さや荒波を乗り越えて幸せを勝ち取る祈願が込められたものになります。
羅臼は、日本で唯一、野生のシャチが見られる場所として知られていますが、自然が相手のため遭遇率は100%ではありません。観光船を予約している観光客の中には、シャチと会えるようにと願掛けに訪れる人もいます。
シャチ守や御朱印は、駐車場正面の社務所にて対応してもらえます。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町栄町127番地1 |
電話番号 | 0153-87-2225 |
駐車場 | あり(無料) |
シャチ守頒布価格 | 800円 |
御朱印受付時間 | 07:00~19:00/書き置き御朱印(5~8月限定)は初穂料500円 |
公式サイトやSNS |
羅臼神社から知床横断道路(国道334号線)をウトロ方面に向かうと、車で24分で着きます。標高は738mあり、世界自然遺産に認定された知床半島のほぼ中央に位置します。
駐車場を降りると正面には知床連山最高峰の羅臼岳(標高1,661m)が鎮座し、眼下には樹海が広がります。樹海の向こうに根室海峡を望み、天気がよい日にはその先に国後島の姿が見えることも。山と海の大自然が同時に見渡せる大パノラマとなっています。
新緑の春、深緑の夏、紅葉の秋と、訪れる季節によって異なった景色を楽しめますが、知床峠に通じる知床横断道路は冬期間の通行ができないので注意してください。
住所 | 北海道羅臼町 |
電話番号 | 0153-87-2126(羅臼町産業創生課) |
営業期間 | 4月下旬~11月初旬 |
駐車場 | 70台(無料) |
施設 | 24時間トイレ |
知床峠から来た道を羅臼町方面へと戻り、車で18分走ると到着します。
知床羅臼ビジターセンターは環境庁が設置している施設で、知床の自然や文化、歴史などさまざまな情報の提供を行っています。
次に訪れる熊越の滝までの詳しい地図がもらえ、スタッフからはトレッキングに際しての注意点などが聞けるので、必ず立ち寄るようにしましょう。
館内には中央に迫力あるシャチの骨格標本を始め、ヒグマやエゾシカの剥製、シマフクロウの標本などが展示されており、レクチャールームでは無料の映像が楽しめます。
売店ではヒグマ避けの鈴やスプレー、ボトルや帽子、バッグなどのアウトドア用品、ポストカードなどのグッズが販売されています。
また、裏手から徒歩5分の場所には、最大8mの高さまで上がる間欠泉(かんけつせん。地面より吹き出す温泉)があります。
噴き出し予想時刻が知床羅臼ビジターセンターに掲示されているので、併せてご覧になる場合は確認しておきましょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27 |
電話番号 | 0153-87-2828 |
開館時間 | 9:00~17:00(11~4月は10:00~16:00) |
駐車場 | 大型バス4台、普通車30台 |
入館料 | 無料 |
トイレ | あり(無料) |
公式サイト・SNS | 知床羅臼ビジターセンター/X |
熊越の滝は知床羅臼ビジターセンターから車で1分の場所にある熊の湯駐車場に車を止め、そこから徒歩20分、400mほどのトレッキングコースを歩いて向かいます。
熊の湯温泉駐車場は、知床羅臼ビジターセンターから車で1分の場所にあります。道路沿いに10台停められる無料の駐車帯がありますが、峠道で傾斜がきつくなっているので、車を停めるときは注意してください。
熊の湯駐車場から徒歩20分、400mほどの遊歩道を歩いて向かいます。
木々が生い茂り、草花が咲く道は倒木があったり、小さな川が流れていたりするので、スニーカーなど汚れてもよい歩きやすい服装で向かうことをおすすめします。
中間地点の看板(熊越の滝まで0.2㎞)は分岐になっていて、右に進むと展望台に着きます。展望台からは少し遠目に熊越の滝を横から見る形になるので、間近で見るなら左へ進むとよいでしょう。
木製の階段を下りると滝の下に到着します。
落差15mで水量が多いため、とても迫力があります。ただし、夏は木が生い茂っているため少し見えづらいというデメリットも。
熊越の滝は、羅臼の漁師がヒグマの母子を追って滝まで来たところ、母熊が小熊を滝の下から押し上げて滝を越えて逃がそうとした様子を見て打つのをやめ、それ以来羅臼の熊は人を襲わなくなったという話が由来となっていますが、近年は羅臼に限らずヒグマの目撃情報が相次いでいますし、人を襲う事件が後を絶ちません。
熊避けのスプレーや鈴を必ず携帯して、トレッキングを行うようにしてください。また、歩きやすい靴は必須です。
熊越の滝から熊の湯までは、徒歩15分の距離。熊越の滝への行きのルートを舞い戻ると見えてきます。
熊の湯は元々、羅臼の漁師が冷えた体を温めるために利用していたものですが、現在は知床峠を越えるライダーや観光客などが、野趣あふれる温泉を楽しみにやってきます。
眼下に羅臼川が見える露天の男湯は女性の入浴も可能ですが、混浴や人目に付くのがNGという女性は多いですよね。
熊の湯駐車場から「いで湯橋」を渡ってすぐに見える女湯は、脱衣所や浴槽が板壁で囲まれておりドアもついています。景色は見えませんが、浴槽には屋根がないので空が見えて開放的です。
なお、入浴は無料で行えますが、地元の方がボランティアで清掃や維持管理を行っています。寄付金箱が設置してあるので、心付けを置いていくようにしましょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町 |
電話番号 | 0153-87-2126(羅臼町産業創生課) |
営業日と営業時間 | 通年営業で24時間入浴可能(ただし3:00~7:00は、清掃を行っているタイミングでは入れません) |
熊の湯から車で6分、羅臼の中心地から近い場所にあるゲストハウスです。
秘境ツアーを手がける西遊旅行が2018年に開業しており、これまでの羅臼の宿とは一線を画しています。
夕食は知床の食材を使った洋食がメイン(連泊の場合は2日目に和食)となっていて、内容は季節などによって変わりますが、地魚のカルパッチョや鹿肉のロースト、自家製パスタ、昆布の素揚げなど、羅臼を中心とした地元の食材を生かしたメニューとなっています。
部屋は機能性重視でシンプルながら、晴れている日には国後島が望める抜群のロケーション。
ヒグマの観察、シャチクルーズ、羅臼湖へのハイキングなど、宿泊予約と併せて現地ツアーの申し込みが可能です。
ゲストハウスのため温泉施設はなく、部屋には冷蔵庫やテレビがない点に注意してください。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町礼文町41−5 |
電話番号 | 0153-85-8800 |
駐車場 | あり(無料) |
公式サイト・SNS | 知床サライ/Instagram |
2日目は知床岬方面へ海沿いの観光スポットを楽しむコースです。
5:00~6:00「羅臼港のかなた国後島から昇る朝日を見に行こう!羅臼国後展望台」
知床サライから車で6分、市街地を抜けた高台にあります。市街地を眼下に望む海抜167mの場所にあるので、天気がよい日は羅臼港や根室海峡、その彼方の国後島が見渡せます。
羅臼きっての日の出スポットとして知られており、国後島の向こうから昇ってくる朝日が徐々に空をオレンジ色に染め、やがて羅臼港や市街地を照らす様は絶景です。
仮に朝日が見られなくても、ここでしか見られない景色がありますのでぜひ行ってみることをおすすめします。
朝日を見に行く時間帯は、展望台に併設されている施設は閉まっていますが、屋上の展望ルーフは開放されています。
なお、冬期間はバスでの運行が不可となっています。車で行く場合も、羅臼国後展望台までの道路は急こう配になっているので、早朝の運転はくれぐれも注意してください。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町礼文町32-1 |
電話番号 | 0153-87-4560(休館時の問い合わせは0153-87-2114羅臼町役場企画振興課) |
開館時間 | 4月~10月は9:00~17:00 11月~1月は10:00~15:00 2月~3月は9:00~16:00 |
休館日 | 11月~4月は月曜日※ただし月曜日が祝日及び振替休日の場合は翌日
年末年始、その他天候などにより臨時休館となる場合があります |
駐車場 | バス2台、普通車17台(無料) |
公式サイト・SNS | 羅臼町役場 |
羅臼国後展望台から車で戻った後は、朝食をいただきましょう。知床サライの朝食はバイキング形式となっています。
知床に隣接するオホーツク海側の小清水町で生産された小麦「春よ恋」を使用して焼き上げた自家製のパンを始め、ゆで卵やウィンナー、サラダなどが並びます。
知床サライから、知床ネイチャークルーズが運行している観光船が出航する羅臼港までは、車で2分、徒歩で18分です。
ただし、乗船前に道の駅知床らうすの裏にある知床ネイチャークルーズの事務所で発券する必要があるので注意してください。知床サライから知床ネイチャークルーズ事務所までは車で2分、徒歩5分です。
4月下旬~10月中旬までは、マッコウクジラやイルカ、シャチなどに遭遇するチャンスがあります。
一方、1月下旬~3月中旬は羅臼港に流れ着いた流氷の間を縫うように進みながら、オジロワシやオオワシなどの希少動物が見られます。(※冬期間の流氷バードウォッチングは早朝便となっており、出航時間が決まっていないので前日に確認する必要があります)
どちらのコースも相手は野生動物のため、100%必ず会える確証はありませんが、羅臼の海を知り尽くした船長とスタッフがクジラやイルカの見つけ方や、動物の特徴などを解説してくれるので楽しみながら知床の海を体感できます。
ペットは乗船不可ですが、事務所で預かってくれる(ゲージに入れた状態)ので安心です。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町本町27-1 |
電話番号 | 0153-85-4001 |
駐車場 | あり(無料) |
料金 | ・クジラ・イルカ・バードウォッチング大人8,800円/子ども4,400円 ・流氷バードウォッチング大人11,000円/子ども4,400円 |
支払い方法 | 電子マネー、バーコード決済利用可 |
公式サイト・SNS | 知床ネイチャークルーズ/Instagram |
羅臼港から車で4分走ると、一見飲食店には思えない黒い建物が見えたらそこが羅臼丸魚濱田商店です。
自社工場で一夜干ししたホッケやゆでたてのタラバカニ、6月からの季節限定の時鮭、ウニ、ホッキ、ホタテなど、羅臼港で水揚げされた新鮮な魚介類を手ごろな価格で味わえます。
ちなみに、時鮭とはお腹に卵や白子を抱えていない成熟する前の鮭のこと。卵に栄養が取られていないので身にしっかりと脂がのっているのが特徴です。
北海道に来たらカニが食べたい!という人は多いですが、硬い殻を割って剥く作業が苦手な人は多いのではないでしょうか。羅臼丸魚濱田商店ではカニは綺麗に剥いて、殻に盛り付けて出してもらえるので安心です。
店内に併設された加工工場は見学自由。併せて加工商品の販売も行っているので、食事の前後に自宅用やお土産などを選ぶ楽しみもあります。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町礼文町365-1 |
電話番号 | 0153-87-3311 |
営業時間 | 10:30~15:30(ラストオーダーは15:00) |
休業日 | 10月~1月は休業(2月~10月上旬まで営業) |
駐車場 | あり(無料) |
席数 | 30席 |
支払い方法 | 現金のみ |
メニューと料金(一部) |
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公式サイト・SNS | 羅臼丸魚濱田商店/Facebook |
濱田商店から車で3分、1日目で最初に立ち寄った知床食堂に併設されている道の駅です。施設内には羅臼漁業協同組合直営店・海鮮工房、丸大阿部商店、舟木商店と3つの売店が入っており、高級品として知られる羅臼昆布をはじめとした新鮮な魚や加工品が購入できます。
また、羅臼の海洋深層水を使った綺麗な青色のソフトクリームも名物。
味はバニラですが塩気がきいていてここだけしか食べられない味です。6月~10月の期間限定となっているので、訪れたときはぜひ食べてみてください。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町本町361-1 |
電話番号 | 0153-87-3330 |
営業時間 | 4月~10月は9:00~17:00
11月~3月は10:00~16:00 |
休館日 | 年末年始 |
駐車場 | 大型バス5台、普通車90台(無料) |
道の駅知床らうすから車で8分の位置にあり、羅臼市街地から相泊地区へ向かう道道87号線を左折した先にあります。途中の道は急坂で狭いので、運転には十分注意してください。
羅臼灯台が近くにあり、標高80mの高さから根室海峡、遠くに国後島を望む景観のよい場所です。
クジラが見える丘公園は、その名のとおり展望デッキから海を眺めていると、息継ぎで海面に上がってきたクジラの様子が地上から観察できます。展望デッキにはベンチがあり、無料の望遠鏡が備え付けられているのでゆっくりとクジラを探せます。
なかなか簡単には見つけられませんが、天気が荒れておらず海が穏やかであれば見つけられるかもしれないので、粘り強く探してみましょう。
観察する際には肉眼ではなく双眼鏡があるとより見つけやすいでしょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町共栄町 |
電話番号 | 0153-87-2126(羅臼町役場 産業創生課) |
休業日 | なし(ただし冬期間は除雪されていません) |
駐車場 | 普通車3台(無料) |
トイレ | あり(簡易1基) |
クジラの見える丘公園から相泊地区へ車で18分、道道87号線沿いにあります。
シーカヤックなどで知床半島の先端部に向かう人に、ルールやマナー、注意事項などを提供している施設のため、該当する場合は必ず訪れるようにしましょう。
また、一般の観光客でも立ち寄りが可能で、知床の自然や知床岬に行く際に必要な装備や注意点を見ることができ非常に興味深いです。
施設内にはフィールドスコープと双眼鏡が常時設置されており、館内からクジラや海鳥の観察が行えます。
さらに、施設裏のルサ川では、秋になるとサケ・マスの遡上が見られることも。施設内にトイレがあるので、相泊方向へ行く場合の拠点として利用してみましょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町北浜8番地 |
電話番号 | 0153-89-272 |
開館時間 | 5月1日~10月31日は9:00~17:00、 |
休館日 | 毎週火曜、11月1日~4月30日は冬期閉館 |
駐車場 | 普通車4台(無料) |
料金 | 無料 |
トイレ | あり |
ルサフィールドハウスから道道87号線を相泊地区へ車で2分、山側に突然見えるのが熊岩です。全高20mの巨大な岩は、一見するとただの岩にしか見えません。しかし、沖合から見ると親熊が小熊を後ろから抱いているように見えるとか。
近くに駐車場がないのでゆっくりと見学はできませんが、道路から見る場合でも羅臼市街地から相泊地区へ向かう方向からだと、熊に見えなくもないと言われています。ぜひ確かめてみてください。
熊岩から車で4分、相泊地区へ向かうと見えてくるのがセセキの滝です。滝を見るには山や森の奥深くへ入らないといけないイメージがありますが、セセキの滝は道道87号線沿いにあります。
通常は岸壁を滑る綺麗な絹糸のような景観ですが、水量が増すと迫力があり、水しぶきが道路まで及ぶことも。駐車場がないので、見学をするときは通行車両の妨げにならないように注意してください。
セセキの滝から車で3分走ると、日本の最北東端、これ以上先に車では進めない道路の果ての地に辿り着きます。正確には先にも漁師が使う番屋が並んでいますが、観光客が進めるのはここまでです。
看板マニアではなくとも、「この先行き止まり」「キケン!道なし!」の文字が書かれた看板を見に、足を運ぶ人は少なくありません。
看板の近くにある相泊橋では、8月下旬~10月上旬になると下を流れる相泊川で鮭の遡上が見られるので、人が少ないところでゆっくりと観察したい人にもおすすめの場所です。
相泊温泉は相泊橋から車で1分の場所にあります。温泉といっても施設があるわけではありません。
ごろごろと石が並ぶ海岸を掘り出し、岩やコンクリートで長方形に囲ってあります。元は小屋で覆われていましたが、2016年の台風10号により倒壊し、現在は観光シーズンのみ小屋が建てられています。
元々は定置網や昆布漁を行っている漁師が体を温めたり、疲れをとるために利用している温泉ですので、訪れたときはマナーを守って入るようにしましょう。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町相泊 |
電話番号 | 0153-87-2126(羅臼町役場産業創生課) |
営業時間 | 例年5月~9月頃、時間は日の出から日の入りまで(清掃時は入浴できません)
詳しい情報はこちらで確認してください |
駐車場 | 普通車6台(無料) |
料金 | 無料 |
トイレ | なし |
また、相泊温泉から車で1分走ると、セセキ温泉があります。
明治32年に発見されたといわれる老舗の温泉で、海に近い海岸線に岩やコンクリートで丸く囲われているだけなので、満潮時には海没してしまうため、相泊温泉よりも野趣が強い温泉といえるでしょう。
現在は濱澤水産が管理を行っています。入浴するときには、すぐ近くにある管理者が経営している昆布の直売所へ立ち寄り、必ず一声かけるのがルールとなっています。
無料で入れる温泉ですが、維持・管理に経費がかかることから、設置されている「気持ちの箱」にご協力をお願いします。
住所 | 北海道目梨郡羅臼町瀬石 |
電話番号 | 夏季:0153-89-2654 夏季以外:0153-88-2384 |
営業時間 | 例年5月~9月頃、時間は日の出から日の入りまで(清掃時は入浴できません) 詳しい情報はこちらで確認してください |
駐車場 | 普通車10台(無料) |
料金 | 無料 |
トイレ | あり |
1泊2日で可能な限り羅臼を楽しむコースとしましたが、時間や体力に合わせて無理のない予定を組むようにしましょう。
また、知床半島は天気が変わりやすいので、峠に行けない、クルーズが中止になったといった場合の代替案を用意しておくのがおすすめです。
夏でも気温が低くなる日があるので、必ず1枚羽織るものがあると安心です。