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最果ての景色|野付半島・尾岱沼エリアで訪れたいおすすめ観光スポットを紹介

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あきお@釧路
東京から北海道の東、釧路を経て別海町へ移住!住んでいるからこそ伝えられる道東の濃い観光情報について発信しています。 twitter→@fallingooo

北海道の東の端、知床半島と根室半島の間に位置する「野付半島・尾岱沼エリア」は、北海道の中でも最も手つかずの自然が残る場所です。

湿地や湿原、藻場など多様な自然環境は、他では見られないような風景を生み出します。

今回は「野付半島・尾岱沼エリア」でおすすめの観光スポットをご紹介します。

日本最大の砂でできた半島「野付半島」

野付半島は全長約26キロメートルもある日本最大の砂嘴(さし)でできた半島です。

砂嘴とは、海流で流された砂が堆積して作られた地形のこと。半島には砂浜、森林、海岸草原性湿地、塩性湿地、高層湿原などさまざまな植生が広がり、多様で独特な自然環境が見られます。

海水の浸食でいずれ見られなくなる景色「トドワラ」

野付半島のトドワラ

野付半島の中ほどには、「トドワラ」と呼ばれるスポットがあります。トドワラとはトドマツの原っぱという意味で、かつてはトドマツやエゾマツなどの原生林が広がっていました。

しかし、地盤沈下によって海水が浸食して、立ち枯れした木々の森となりました。その枯れ木も風化によって少なくなっていて、いずれこの景色は見られなくなるといわれています。

野付半島は冬は氷に覆われて、夏とはまったく違う絶景を楽しめます。

冬に行く予定がある人は以下の記事をぜひご覧ください。

冬の野付半島は超絶景!夕日だけでなく流氷も見られるかも?

白骨のように立ち枯れるミズナラ「ナラワラ」

ナラワラ

野付半島の先端に向かう途中に、ミズナラなど広葉樹が生える「ナラワラ」があります。

アイヌ語でオンニクル(大きい林)と呼ばれる森の中には、今も立派な木々が茂っていますが、手前には枯れ木が多いことから「トドワラ」に対して「ナラワラ」と呼ばれています。

野付半島の植物や野鳥について学べる「野付半島ネイチャーセンター」

野付半島ネイチャーセンター

「野付半島ネイチャーセンター」は、野付半島の自然や歴史についての情報を発信している施設です。

建物の2階にあるネイチャーフロアでは、野付半島で見られる野鳥や植物についての展示、歴史や史跡についての解説があります。

野付半島ネイチャーセンター

1階は売店とレストランになっていて、お土産探しにもおすすめです。

野付半島ネイチャーセンター

スポット情報
■名称:野付半島ネイチャーセンター
■所在地:別海町野付63番地
■開館時間:9:00~17:00(4月1日から10月31日)
9:00~16:00(11月1日から3月31日)
■休館日:年末年始

色とりどりの野草が咲き誇る「野付半島原生花園」

野付半島の東端、野付埼灯台を中心した一帯は、春から秋にかけてクロユリやセンダイハギ、エゾカンゾウなどの色とりどりの野草が咲き誇る「野付半島原生花園」です。

野付半島ネイチャーセンターから野付埼灯台までは、遊歩道が設けられていて、季節の花を見ながら散策が楽しめます。

野付湾の風物詩「打瀬舟(うたせぶね)」

打たせ船

野付半島に囲まれた野付湾は、水深が1〜3メートルほどと浅く、アマモ(海草)が密集する北海シマエビの絶好の生息地です。

打瀬舟は、スクリューで北海シマエビの棲家であるアマモを傷つけないように、帆で風を受けて進みます。

北海シマエビ漁と打瀬舟は、野付湾の夏の風物詩として、北海道遺産に選定されています。

野付半島の生きものや花々

動物は、エゾシカやキタキツネ、ヤチネズミなどが生息していて、半島周辺の海ではゴマフアザラシやイルカ、ミンククジラなどを見ることができます。

特にエゾシカは必ずと言っていいほど野付半島に行くと見られますので、北海道らしい自然を求めている方にはぴったりの場所といえます。

野付半島のエゾシカ

また、エゾシカほどは見られませんが、キタキツネも車で走っていると見かけることが多いです。

野付半島運が良ければこんなかわいいキツネも。餌付けや触ることはNGです

野付半島の付け根から始まり、半島の先にある「野付半島ネイチャーセンター」まで続く約15キロメートルの一本道「道道950号線」は、左右に天然の花畑が見られることから「フラワーロード」と呼ばれています。

5月下旬から10月にかけて、クロユリ、ネムロタンポポ、センダイハギ、ハマナスなどさまざまな花を見ることができます。

野付半島はバードウォッチングのポイントとしても人気です。

オジロワシやタンチョウ、オオワシなど230種類以上の野鳥が観察できます。渡り鳥の中継地で多い時期にはおよそ20,000羽もの渡り鳥が羽を休める重要な場所です。

そのため、2005年に野付半島と野付湾としてラムサール条約に登録されました。

また、野付半島は美しい夕日や知床の山々も望むことができ、車で走るだけでもその景色に魅了されること間違いありません。

野付半島の夕日

野付半島と野付湾を望む「尾岱沼」

野付半島に囲まれた野付湾の陸側の地域は、尾岱沼(おだいとう)と呼ばれています。

尾岱沼周辺には、道の駅や観光船の発着場、温泉などがあり多くの観光客が訪れます。

道の駅おだいとう

道の駅おだいとう

「道の駅おだいとう」は、春別川の河口付近の国道244号線沿いにある道の駅です。

建物の1階が実質的な道の駅で小さなレストランがあります。

1階の「レストラン四角い太陽」では、「別海ジャンボホタテバーガー」や「別海ジョッキ牛乳」などの別海町のご当地グルメが味わえます。

別海ジャンボホタテバーガー

2階の「北方展望塔展示室」では、北方領土問題の歴史やこれまでの取り組みに関するパネルや映像が展示されています。

道の駅おだいとう

また、3階の展望室からは望遠鏡で野付半島や北方領土の国後島を見ることができ、北方領土の近さを実感することができます。

スポット情報
■名称:道の駅おだいとう
■所在地:野付郡別海町尾岱沼5-27
■開館時間:9:00~17:00(5月~10月)
9:00~16:00(11月~4月)
■休館日:火曜日(4月~6月、9月~3月)
※火曜祝日の場合は翌日、年末年始

尾岱沼漁港コミュニティセンター

尾岱沼漁港コミュニティセンター

「尾岱沼漁港コミュニティセンター」は尾岱沼の観光案内所の機能を持つ施設です。

1階の観光案内所には、各種の観光パンフレットが置かれている他、スタッフが常駐していて宿泊施設や温泉、その季節の見どころなどの情報を案内してくれます。

また、ここでは観光船のチケットを購入することもできます。

2階では、打瀬舟による北海シマエビ漁や定置網漁などの漁や、野付半島の自然や動物が紹介されています。。

尾岱沼漁港コミュニティセンター

スポット情報
■名称:尾岱沼漁港コミュニティセンター
■所在地:野付郡尾岱沼港町232番地5
■開館時間:7:30〜17:00(4月から10月)
9:00〜16:00(11月から3月)
■休館日:年末年始

別海町観光船

野付半島や野付湾でのクルージングが楽しめるのが「別海町観光船」です。

乗船の受付は「尾岱沼漁港コミュニティセンター」の1階にあります。

クルーズコースは、野付湾とトドワラを楽しむ基本コースの他に、野付半島の外海に出て近い距離から国後島の景色を楽しんでクジラやイルカ、海鳥を探すコースなどもあります。

白鳥台

白鳥台

国道244号線沿いの「道の駅おだいとう」や「北方展望塔」がある春別川河口にある高台には、毎年12月から3月にかけてたくさんの白鳥が集まることから「白鳥台」と呼ばれています。

「白鳥台」からはオホーツク海に浮かぶ国後島や野付半島を一望でき、極寒期には次の「四角い太陽」が見れるスポットとして知られています。

四角い太陽

四角い太陽

冬の野付湾では、空気の温度差によって光が屈折して太陽が四角く見える蜃気楼現象が見られます。

「四角い太陽」は冬の別海町の風物詩で、運がよければ2月頃の厳冬期の朝に見られます。

タンチョウの繁殖地「茨散沼(ばらさんとう)」

茨散沼

別海十景のひとつに数えられる「茨散沼」は、別海町を流れる西別川が作り出した三日月湖です。

沼の周囲の湿原はタンチョウの繁殖地であることから、環境省から生物多様性の観点から保全上重要な湿地に選定されています。

独特な景観を楽しめる野付半島と野付湾

日本最大の砂嘴である野付半島と野付半島に囲まれる野付湾は、トドワラやナラワラ、四角い太陽など、他の場所では見ることができないような独特の景観が楽しめます。

また、尾岱沼のある別海町は、北海シマエビや牛乳、ジャンボホタテバーガーなどのグルメも大きな魅力のひとつです。ぜひ、豊かな自然とさまざまな野生動物や植物、グルメを体験しに「野付半島・尾岱沼エリア」を訪れてみて下さい。

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