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冬の知床を楽しみつくすために知っておきたい観光スポットとアクティビティ

プユニ岬

この記事を書いた人

あきお@東京から道東へ移住
東京から自然豊かな道東へ移住!住んでいるからこそ伝えられる道東の濃い観光情報について発信しています。 twitter→@fallingooo ココナラ→道東観光プラン作成

世界自然遺産に登録された知床の最大の魅力は手つかずの雄大な自然です。

一面白銀の世界となる冬には、オホーツク海を埋め尽くすような流氷の景色など、夏の知床では味わえない魅力があります。

なお知床観光といっても「斜里(ウトロ)」と「羅臼」で楽しめることが異なります。

どちらも同じ知床半島ですが、山を挟んで位置するため全く別の場所と考える必要があります。

特に冬の間はウトロと羅臼を横断する国道が通行止めになるため、同じ日にどちらも観光することは実質的に不可能です。

冬に知床を観光する人はこの点を必ず知っておかなければなりません。

この記事では、冬の知床でおすすめの観光スポットや冬しか体験できないアクティビティを、ウトロと羅臼に分けて紹介します。

どちらが魅力的か、旅の参考になれば幸いです。

知床の冬の楽しみ方「斜里町ウトロ側」

観光情報やお土産をゲットするなら!「道の駅うとろ シリエトク」

道の駅うとろ シリエトク

国道沿いにある「道の駅うとろ シリエトク」は、国土交通省が発表している「北海道道の駅ランキング」の「地域や観光の情報提供が充実」部門で7年連続1位を獲得している道の駅です。

館内には「観光案内コーナー」や「知床自然パネル展示」があり、知床観光や地域の情報が充実しています。

お土産コーナーも充実しており、知床は鮭が有名なので鮭に関するフードやお酒、さまざまなグッズを購入することができます。

道の駅うとろ シリエトク

中にはレストランもあり海鮮丼も食べられるのでランチで立ち寄るのもおすすめ。

道の駅うとろ シリエトク

冬ならではの観光情報も手に入れることができるので、とりあえずウトロに行ったらまずは立ち寄っておきましょう!

スポット情報
■名称:道の駅うとろ・シリエトロ
■所在地:斜里郡斜里町ウトロ西186-8
■開館時間:9:00~17:00
■休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

ウトロ港を流氷が埋め尽くす景色が見れる「プユニ岬」

プユニ岬

冬は海が流氷に埋め尽くされます

斜里町ウトロから約3.5キロのところにある「プユニ岬」は、夕陽の名所として知床八景の一つに数えられています。

「プユニ岬」には直接立ち入ることは出来ませんが、展望場所の見晴橋からは、オホーツク海やウトロ港を一望できます。

夕方には海を赤く染めながら沈む夕陽の景色を見ることができるので、タイミングが合えばぜひ立ち寄ってみてください。

また、オホーツク海でも早い時期に流氷が見られるスポットであり、ウトロ港一面を真っ白な流氷が埋め尽くす景色が楽しめます。

流氷で一面真っ白な海が夕陽で染まる「夕陽台」

「夕陽台」もその名の通り夕陽の名所で、知床八景の一つです。

ウトロ温泉の近くにあるため、宿から歩いて夕陽を観に行くことができます。流氷で一面真っ白になった海が、夕陽に照らされて朱色に染まる景色は冬の知床ならではの絶景です。

冬の露天風呂から眺めるオホーツク海が絶景「ウトロ温泉」

ウトロ温泉は知床最大の温泉街で、ホテルや旅館、民宿などが点在しています。観光船の発着場となっているウトロは、知床観光の拠点で年間を通してたくさんの観光客がウトロ温泉に宿泊します。

露天風呂や大浴場から見える冬のオホーツク海やウトロ港の景色は他では見られない絶景です。

またそれぞれの宿では知床の新鮮な海の幸をふんだんに使った食事が味わえます。

ウトロエリアの観光情報は以下の記事でも詳しく紹介しているので、ウトロ観光を検討している人は参考にしてみてくださいね。

行く前にチェック!知床観光完全ガイド【ウトロエリア】

知床の冬の楽しみ方「羅臼側」

知床羅臼観光の情報をチェック「道の駅知床・らうす」

冬に知床羅臼を観光する際にも、まずは国道335号線沿いにある「道の駅知床・らうす」に立ち寄って観光情報をチェックしましょう。1階の「知床羅臼観光案内」には、スタッフが常駐していて冬の羅臼の見どころやアクティビティ、飲食店や宿泊施設の情報を案内してくれます。

スポット情報
■名称:道の駅 知床・らうす
■所在地:目梨郡羅臼町本町361
■開館時間:9:00~17:00(4月~10月) 10:00~16:00(11月~3月)
■休館日:年末年始、深層館:毎週火曜日(11月~4月)、海鮮工房:毎週日曜日(11月~4月)

冬の知床羅臼の自然や野生動物について学べる「知床羅臼ビジターセンター」

「知床羅臼ビジターセンター」は、世界遺産である知床の自然や歴史、文化を知り、楽しむための情報を提供している環境省の施設です。冬の知床の自然環境や天候は刻一刻と変化します。冬の知床を楽しむ前に「知床羅臼ビジターセンター」に立ち寄って情報を確認しましょう。

館内にはシャチの骨格標本やヒグマやトドの剥製、知床の自然に関するさまざまな解説パネルなどが展示されています。またレクチャールームでは「知床・羅臼の四季」の映像を無料で上映されていて、冬の知床羅臼の自然を知ることができます。

スポット情報
■名称:知床羅臼ビジターセンター
■所在地:目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27
■開館時間:9:00~17:00(11~4月 10:00~16:00)
■休館日:月曜日(7~9月を除く)、年末年始

流氷やクジラが見られるかも「羅臼国後展望塔」

羅臼町市街地に近い高台にある「羅臼国後展望塔」は、北方領土の国後島を望むことができる施設です。館内中の「展示室」や「映像室」では、北方領土問題の歴史やビザなし交流などの情報に触れることができます。施設屋上の展望デッキから、季節によってクジラや流氷を観ることもできます。

スポット情報
■名称:羅臼国後展望塔
■所在地:目梨郡羅臼町礼文町32-1
■開館時間:4月~10月 9:00~17:00/11月~1月 10:00~15:00/2月~3月 9:00~16:00
■休館日:月曜日(11月~4月)※月曜日が祝日及び振替休日の場合は翌日
年末年始(12月29日~1月5日)、5月~10月は無休

オホーツク文化の貴重な資料が展示されている「羅臼町郷土資料館」

平成22年に廃校となった植別小中学校の校舎を再活用した「羅臼町郷土資料館」には、7~8世紀頃のオホーツク文化の集落跡より出土した貴重な資料や知床の動物たちの剥製や標本などが展示されています。

スポット情報
■名称:羅臼町郷土資料館
■所在地:目梨郡羅臼町峯浜町307-1
■開館時間:9:00~17:00
■休館日:土日、祝祭日、年末年始(7月1日~9月上旬は無休)

羅臼エリアの観光情報は以下の記事でも詳しく紹介しているので、羅臼観光を検討している人は参考にしてみてくださいね。

知床観光で抑えておくべきオススメのスポットとアクティビティ【羅臼エリア】

オホーツク海の流氷を車窓から楽しめる「流氷物語号」

「流氷物語号」は、網走と知床斜里の間のオホーツク海沿岸を走る冬限定の観光列車です。

2024年の運行期間は1月27日(土)〜2月25日(日)の毎日と、3月1日(金)〜3日(日)です。

網走駅から出発する1号と3号は、流氷に一番近い駅と言われる「北浜駅」に10分間停車して、雄大なオホーツク海の景色が楽しめます。

また知床斜里駅から出発する2号と4号は、浜小清水駅に20分間停車するので、隣接する「道の駅はなやか小清水」で買物などが楽しめます。

知床で体験できる冬のアクティビティ

クルーズ船に乗って「流氷・バードウォッチング」

知床ネイチャークルーズの「流氷・バードウォッチング」では、流氷をかき分けながら進むクルーズ船に乗って、オオワシやオジロワシといった野鳥やアザラシなどを観察できます。

「スノーシューツアー」で行く知床五湖や熊越の滝

冬に人気のアクティビティがスノーシューを履いてトレッキングを楽しむスノーシューツアーです。

スノーシューなら氷結した湖の上など、夏には歩けないような場所も散策することができます。スノーシューツアーでは、動物たちが残した足跡を探しながら、ふかふかの雪の上を歩きます。

流氷に触ったり乗ったりできる「流氷ウォーク」

流氷ウォークは、海に浮かんでいる真っ白な流氷の上を歩く知床でしか体験できないアクティビティです。防寒や防水性に優れた特殊なドライスーツを着ているので、海の中に入ることもできます。

流氷を眺めながらスキーやスノーボードを楽しめる「ウナベツスキー場」

「ウナベツスキー場」は、斜里町にあるスキー場です。コースからはオホーツク海を眼下に一望でき、時期によっては海を埋め尽くす流氷を観ながら滑ることができます。レンタルスキーなども用意されているので、手ぶらでスキーやスノーボードが楽しめます。

冬しか体験できない知床の魅力を満喫しよう

知床横断道路が閉鎖になる冬の時期に、知床を訪れる観光客は夏に比べると少なくなります。

だからこそゆっくりと知床を楽しめます。

この記事では冬に楽しめるコンテンツを紹介しましたが、もっと知床観光について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

 

今回ご紹介したように冬の知床には、夏には体験できないような魅力的な景色やアクティビティがたくさんあります。

夏の知床を訪れたことがある方は、ぜひ次回は冬の知床を体験してみて下さい。

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